みどりの育て方
プラスチック鉢で届いた植物を、好きな鉢で楽しむ。鉢カバーと植え替えの基本

MITAMAの植物は、生産者さんが育てていたプラスチックの鉢に植わったまま、お届けしています。商品の写真で植物が入っている白い鉢は、雰囲気を伝えるためのもので、植物には付属しません。
はじめて箱を開けたとき、少し素朴に見えるかもしれません。けれど、育ってきた鉢のままで届くことは、植物にとって環境の変化が少ないということでもあります。そのうえで、お部屋に合う鉢を選ぶ楽しみも残しておきたい。そんな考えから、このかたちにしています。
この記事では、届いた植物を好きな鉢で楽しむための方法を紹介します。
まずは、届いた鉢のまま慣らす
植物にとって、移動は思っている以上に大きな出来事です。届いてすぐは、明るさや温度、空気の流れが変わったばかりで、少し疲れている状態です。
- 届いたら、まずは直射日光の当たらない明るい場所に置く
- 1〜2週間ほど(目安)は、そのままの鉢で様子を見る
- 水やりは、土が乾いているのを確かめてから
この間に、葉が数枚黄色くなったり落ちたりすることがありますが、環境に慣れようとしているしるしであることも多いです。慌てて植え替えたり、肥料をあげたりせず、静かに見守ってください。
いちばん手軽なのは「鉢カバー」
鉢カバーは、底に穴のない、飾るための鉢です。プラスチック鉢ごと中に入れるだけで、見た目をがらりと変えられます。植え替えをしないので、根に負担をかけないのがいちばんの良さです。
選ぶときのポイントは、サイズです。
- 内側の直径が、プラスチック鉢より一回り大きいものを選ぶ
- ぴったりすぎると出し入れしにくく、鉢と鉢のあいだに空気が通りにくくなる
- 高さが足りないときは、底に台や鉢底石を入れて調整する
たとえばモンステラ 6号やパキラ 6号なら、6号鉢が無理なく入る、少しゆとりのあるカバーが目安になります。
鉢カバーで気をつけたいこと
鉢カバーには穴がないため、水やりのときに少し注意が必要です。
- 中に水をためない:鉢カバーの中に入れたまま水をあげると、流れ出た水が底にたまり、根腐れの原因になります
- 水やりのときは、プラスチック鉢を取り出して、シンクやベランダでたっぷりあげる
- 鉢底から水が流れきってから、カバーに戻す
- 大きくて取り出しにくい鉢は、水やりのあとにカバーの底を確かめ、たまった水をスポイトや布で吸い取る
水やりの基本は、水やりの基本の記事もあわせて読んでみてください。
植え替えをするなら、春〜初夏に
好きな鉢に植え替えたい場合は、時期を選ぶことが大切です。多くの観葉植物にとって、植え替えに向いているのは、よく育つ春〜初夏(目安として5〜6月ごろ)です。根が動きやすい季節なので、傷んでも回復しやすくなります。
反対に、冬の植え替えは避けましょう。気温が低い時期は根の動きがゆっくりで、傷んだ根が回復しにくいためです。これから寒くなる季節に届いた植物は、まずは鉢カバーで楽しみ、春を待ってから植え替えると安心です。
植え替えるときは、今の鉢より一回り大きな、底に穴のある鉢を選びます。いきなり大きすぎる鉢にすると、土が乾きにくくなるので注意してください。
鉢の素材による違い
鉢は素材によって、見た目だけでなく、水の乾き方も変わります。
- 素焼き(テラコッタ):表面から水分が抜けやすく、土が乾きやすい。サンスベリアのように乾燥を好む植物と相性がよい
- 陶器(釉薬のかかったもの):重さがあり安定する。乾き方はプラスチックに近く、落ち着いた雰囲気になる
- プラスチック・樹脂:軽く、土が乾きにくい。大きな植物でも動かしやすい
- かご・布などの鉢カバー:やわらかな印象になる。水に弱いものが多いので、中に受け皿や内袋を入れて使う
フィカス・ウンベラータ 7号のような背の高い木は、重心が高くなるので、底が広く安定した鉢カバーを選ぶと倒れにくくなります。
まとめ:まずは慣らして、鉢カバーから
- MITAMAの植物は、生産者のプラスチック鉢のまま届きます(写真の白い鉢は付属しません)
- 届いてすぐは、そのままの鉢で環境に慣らす
- 手軽なのは鉢カバー。一回り大きめを選び、中に水をためない
- 植え替えは春〜初夏が目安。冬は避ける
- 素材によって乾き方が変わるので、植物に合わせて選ぶ
鉢を選ぶ時間は、植物をどこに、どんなふうに置くかを考える時間でもあります。お部屋の色や家具に合わせて、ゆっくり選んでみてください。



