みどりの育て方
エバーフレッシュの育て方。夜に葉が閉じるのは、眠っているだけ

羽のように細かな葉が、風もないのにふわりと揺れる。エバーフレッシュは、部屋に軽やかな影をつくってくれる木です。ほかの観葉植物とは少し性格が違っていて、水が好きで、乾燥が苦手。ここを押さえておくと、ずっと機嫌よく育ってくれます。
夜に葉が閉じるのは、眠っているだけ
はじめて育てる方が驚くのが、夕方になると葉がすうっと閉じること。「しおれた?」と心配になりますが、これは就眠運動といって、エバーフレッシュの仲間がもともと持っている性質です。暗くなると葉を閉じ、朝、明るくなるとまた開く。毎日くり返します。
むしろ、夜にちゃんと閉じて、朝にちゃんと開くのは元気な証拠。朝、カーテンを開けたあとに葉がゆっくり開いていくのを眺めるのは、この木を育てる楽しみのひとつです。
心配なのは、昼間なのに葉が閉じたままのとき。多くは水切れです。
水やり:乾かさない、が基本
多くの観葉植物は「乾いてからたっぷり」ですが、エバーフレッシュはもう少し水を欲しがります。
- 春〜秋:土の表面が乾いたら、すぐにたっぷり。2〜3日に1回が目安
- 冬:土の表面が乾いてから。週1回ほどが目安。それでも、ほかの植物よりは乾かさない
- 受け皿の水はためない。根腐れは避ける
いちど水切れを起こすと、葉を大量に落とします。落ちた葉は戻りませんが、枝が生きていれば新芽が出てくるので、あきらめずに水やりを続けてください。
水切れのサインは、昼間に葉が閉じたまま、葉先が丸まる、全体がくったりする。気づいたら、すぐ水をあげましょう。
霧吹き:毎日でも、やりすぎではない
細かい葉は、乾いた空気にとても弱いです。特に暖房の効いた冬の部屋では、空気の乾燥だけで葉がぱらぱらと落ちることがあります。
- 葉の表と裏に、霧吹きで水をかける。毎日でもよい
- 時間帯は、朝から昼間。夜は冷えるので避ける
- 暖房やエアコンの風が直接当たる場所には置かない
霧吹きは、ハダニの予防にもなります。葉の裏に小さな点々や、細い糸のようなものが見えたら、ハダニを疑って、葉を水でよく洗い流してください。
置き場所:明るく、風の通る場所
レースカーテン越しの明るい場所が向いています。直射日光は葉焼けの原因になるので避けつつ、暗すぎる場所も、葉が落ちる原因になります。
風通しもすきな木です。春と秋の過ごしやすい時期は、窓を開けて風を通してあげると喜びます。ただ、置き場所をころころ変えるのは苦手。「ここ」と決めたら、できるだけ動かさないでください。
葉が落ちる理由を、見分ける
エバーフレッシュが葉を落とす理由は、だいたい次の4つです。
- 水切れ:土がからからに乾いていた。すぐに水を。枝が生きていれば復活する
- 空気の乾燥:暖房の季節に多い。霧吹きを増やし、風の当たらない場所へ
- 置き場所の変化:買った直後、引っ越し、模様替え。動かさずに待つ
- 寒さ:10℃を下回る場所に置いていた。暖かい場所へ
どれも、原因を取り除いて待てば、新しい芽が出てくることがほとんどです。
冬の管理:10℃を目安に
寒さには、あまり強くありません。**10℃**を目安に、冬は窓から離して部屋の中ほどへ。夜の窓際は冷えるので、昼間は窓辺、夜は中へ、と移す方もいますが、動かすのが苦手な木なので、はじめから少し窓から離れた明るい場所に置くのがよいでしょう。
水やりは春〜秋より控えめに。ただし乾かしすぎは禁物。霧吹きは冬こそ大切です。
剪定と、花
枝が伸びて形が乱れてきたら、春から初夏に、葉のつけ根の少し上で切ります。切ったところから新しい枝が出て、こんもりとまとまります。
株が充実すると、春から夏にかけて、黄緑がかった白い、丸いぽんぽんのような花を咲かせることがあります。一日でしぼんでしまう花ですが、咲いた朝は、少し得をした気分になります。
まとめ
- 夜に葉が閉じるのは元気な証拠。昼に閉じたままなら水切れ
- 水は乾かさない。霧吹きは毎日でも
- 暖房の風を避け、明るく風の通る場所に。動かさない
- 冬は10℃を目安に。乾燥対策を忘れずに
少し手のかかる木ですが、朝に葉が開いて、夜に閉じる。その毎日を見ているだけで、部屋に時間が流れているのを感じます。
よくある質問
- 昼間なのに葉が閉じたままです。
- 水切れのことが多いです。土を確かめて乾いていたら、たっぷり水をあげてください。数時間で開いてくれば大丈夫です。開かない日が続くなら、根が傷んでいるか、寒さが原因かもしれません。
- エバーフレッシュの葉がどんどん落ちます。
- 水切れ、空気の乾燥、置き場所の変化が主な原因です。土を乾かしすぎていないか確かめ、葉に霧吹きをして、暖房の風が直接当たらない明るい場所に置いて、動かさずに待ってください。
- 水やりはどのくらいですか。
- 土の表面が乾いたら、すぐにたっぷりあげます。春〜秋は2〜3日に1回、冬は週1回ほどが目安ですが、ほかの観葉植物より乾かさないことが大切です。
- 花は咲きますか。
- 室内でも、春から夏に、黄緑がかった白い丸い花を咲かせることがあります。株が充実して、光が十分なときに咲きやすいです。

